ビジネスパーソン1,000名に聞いたソロ活に関する実態調査2019
英会話のGabaでは、あえてひとりで行動や体験をして楽しむ“ソロ活動”(以下、“ソロ活”)に関して、ビジネスパーソンの経験や意識を探るため、「ソロ活に関する実態調査2019」を実施(2019年10月1日~10月3日の3日間)し、全国の20歳~69歳の男女ビジネスパーソン(男性500名 女性500名 計1,000名)の有効回答を集計しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
ビジネスパーソンの“ソロ活”経験率は57% 40代女性では63%と高い傾向
経験者が多いレジャーソロ活ランキング 1位「ひとり映画館」2位「ひとりショッピング」3位「ひとり国内旅行」
ソロ活経験者がソロ活にかけている金額 平均13,254円/月 年代別では60代がトップ
ソロ活が恋活・婚活に!20代男性ソロ活経験者の5人に1人が「パートナーができた」と回答
ソロ活を満喫していそうな有名人 男性有名人1位「ヒロシさん」、女性有名人1位「天海祐希さん」
ビジネスパーソンの“ソロ活”に対する意識
■ビジネスパーソンの90%が「ひとりの時間が好き」、94%が「ひとりの時間を大切にしたい」と回答
全国の20歳~69歳の男女ビジネスパーソン1,000名(全回答者)に、普段の過ごし方について聞きました。
まず、大人数でいる時間が好きかを聞いたところ、「好き」は43.3%、「嫌い」は56.7%となりました。
次に、ひとりでいる時間が好きかを聞いたところ、「好き」は89.7%、「嫌い」は10.3%となりました。
※クリックでグラフが拡大できます
また、ひとりの時間を確保したいと思うかを聞いたところ、「思う」は94.4%、「思わない」は5.6%となりました。 ビジネスパーソンの大多数が、職場の人や家族などと過ごす時間とは別に、自分ひとりで過ごす時間を持ちたいと考えているようです。
■“ソロ活”肯定派はビジネスパーソンの86%
■ソロ活肯定派が考えるソロ活のメリット 1位「計画を自分で決められる」2位「気疲れしない」
近年、“ソロ活(友人や家族などと一緒ではなく、あえてひとりで行動や体験をして楽しむこと)”が話題になっています。そこで、ビジネスパーソンの“ソロ活”に対する意識について聞きました。
まず、全回答者(1,000名)に、“ソロ活”はありだと思うか(肯定的にとらえているか)を聞いたところ、「ありだと思う(肯定派)」は85.6%、「なしだと思う(否定派)」は14.4%で、ソロ活に肯定的な人が大多数となりました。
性年代別に肯定派の割合をみると、30代女性(91.0%)や40代男性(90.0%)では9割以上となりました。
ソロ活肯定派(856名)に、ソロ活の魅力を聞いたところ、1位「計画を自分で決められる」(68.9%)、2位「気疲れしない」(64.4%)、3位「気楽に取り組める」(63.7%)、4位「人間関係に悩まなくて済む」(55.4%)、5位「やりたいことにじっくり取り組める」(42.1%)となりました。自分の考えやペースを大切にして行動できることや、人付き合いにおける気苦労やストレスに悩まなくて済むことが、ソロ活のメリットだと考えている人が多いようです。
■“あり”だと思うソロ活 「ひとり国内旅行」「ひとり映画館」「ひとりドライブ」
全回答者(1,000名)に、“あり”だと思う(肯定的にとらえている)ソロ活を具体的に聞いたところ、1位「国内旅行」(51.5%)、2位「映画館」(49.3%)、3位「ドライブ」(42.3%)、4位「ショッピング」(41.8%)、5位「温泉」(37.8%)となりました。
■ソロ活で楽しめると思う季節イベント 「ひとりお月見」「ひとりお花見」「ひとり初詣」「ひとりイルミ鑑賞」
■“ソロ充”のイメージ 「自分を大切にしている」「自立している」「行動力がある」「時間の使い方が上手い」
全回答者(1,000名)に、ソロ活で楽しめると思う季節イベントを聞いたところ、「お月見」(25.7%)、「お花見」(21.6%)、「初詣」(17.9%)、「イルミネーション鑑賞」(17.5%)、「花火・花火大会」(13.6%)となりました。月や桜、イルミネーションなど、美しいものを鑑賞するイベントは、ひとりで楽しめると思う人が多いようです。
ビジネスパーソンは、ソロ活ライフを満喫し、生活を充実させている“ソロ充”を、どのように見ているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、ソロ活を満喫している人のイメージを聞いたところ、1位「自分を大切にしている」(41.1%)、2位「自立している」(39.3%)、3位「行動力がある」(32.9%)、4位「時間の使い方が上手い」「息抜きの仕方が上手い」(いずれも24.4%)となりました。 男女別にみると、「自立している」(男性29.0%、女性49.6%)や「行動力がある」(男性20.8%、女性45.0%)では、男性と比べて女性のほうが20ポイント以上高くなりました。ビジネスウーマンの多くが、“ソロ充”に対し、自身の力で生きる力強さや周囲に流されず自身の考えで動けるタフさを感じているようです。
ビジネスパーソンの“ソロ活”経験
■ビジネスパーソンの“ソロ活”経験率は57% 40代女性では63%と高い傾向
ビジネスパーソンの“ソロ活”経験について質問しました。
全回答者(1,000名)に、“ソロ活”の経験があるか聞いたところ、「ある」は56.8%となりました。ビジネスパーソンの半数以上が、ソロ活を経験していることが判明しました。
ソロ活経験がある人の割合を性年代別にみると、最も高かったのは40代女性(63.0%)でした。また、最も低かったのは20代女性(48.0%)で、各年代・性別で唯一、半数以下となりました。
■経験者が多いレジャーソロ活ランキング 1位「ひとり映画館」2位「ひとりショッピング」3位「ひとり国内旅行」
■経験者が多いグルメソロ活ランキング 1位「ひとりラーメン」2位「ひとり牛丼」3位「ひとりファミレス」
ソロ活経験者(568名)に、これまでに行ったことがあるソロ活を聞きました。
レジャー関連のソロ活をみると、1位「映画館」(59.9%)、2位「ショッピング」(59.3%)、3位「国内旅行」(48.6%)となりました。
男女別にみると、女性では「ショッピング」(74.9%)や「映画館」(70.2%)が7割以上となりました。
年代別にみると、「カラオケ」は20代(40.8%)、「ゲームセンター」は30代(36.8%)、「国内旅行」は60代(59.3%)において、それぞれ他の年代より高くなりました。
グルメ関連のソロ活をみると、1位「ラーメン」(46.0%)、2位「牛丼」(37.7%)、3位「ファミレス」(37.0%)となりました。
男女別にみると、「ラーメン」(男性57.5%、女性35.3%)や「牛丼」(男性54.2%、女性22.4%)は、女性と比べて男性のほうが20ポイント以上高くなり、「ファミレス」(男性33.0%、女性40.7%)や「ビュッフェ・バイキング」(男性4.0%、女性10.5%)、「タピオカ」(男性0.4%、女性10.8%)は、男性と比べて女性のほうが高くなりました。性別によって、ひとりで食べたい料理や、入りやすいと感じる飲食店に違いがあることがうかがえます。
■ソロ活未経験者にオススメ! リピート意向度が高いソロ活ランキング 1位「ひとり高級ホテル」
それぞれのソロ活経験者に、これからもそのソロ活を行いたいと思うかを聞きました。 これからも行いたい人の割合(リピート意向度)をみると、1位「高級ホテル(宿泊)」(74.2%)、2位「国内旅行」(72.5%)、3位「海外旅行」(70.1%)、4位「温泉」(65.1%)、5位「スポーツ観戦」(63.4%)となりました。「水族館」「聖地巡礼」(いずれも63.3%)や「映画館」(62.4%)も6割以上と高い割合でした。
■ソロ活経験者がソロ活にかけている金額 平均13,254円/月 年代別では60代がトップ
ビジネスパーソンは、ソロ活にいくらくらいのお金を費やしているのでしょうか。
ソロ活経験者(568名)に、ソロ活にかけている1ヵ月あたりの金額を聞いたところ、「10,000円~20,000円未満」(28.3%)や「5,000円~10,000円未満」(23.4%)に回答が集まり、平均額は13,254円となりました。
平均額を年代別にみると、最も高かったのは60代(14,678円)、最も低かったのは30代(11,228円)でした。
■ソロ活にかけてもよいと思う金額の上限は? ソロ活経験者の平均額は20,239円/月 未経験者は9,494円/月
続いて、全回答者(1,000名)に、ソロ活にかけてもよいと思う1ヵ月あたりの上限額を聞いたところ、「10,000円~20,000円未満」(29.6%)に最も回答が集まり、平均額は15,597円となりました。
平均額を年代別にみると、年代が上がるにつれ高くなり、最も高い年代は、60代の18,993円でした。
また、ソロ活経験の有無別にみると、ソロ活経験者の平均額は20,239円で、未経験者の平均額(9,494円)よりも10,745円高くなりました。
■ソロ活ならではの“残念な経験”と言えば? 「待ち時間が退屈」「お金をかけ過ぎた」「まわりがカップルだらけ」
ソロ活で、望まない経験をすることはあるのでしょうか。
ソロ活経験者(568名)に、ソロ活を行っているときに経験したことを聞いたところ、1位「待ち時間が退屈だった」(17.3%)、2位「感動を共有したくてもできなかった」(16.4%)、3位「お金をかけ過ぎた」(14.6%)、4位「まわりがカップルだらけで気まずかった」(13.4%)、5位「道に迷った」(13.0%)となりました。会話をする相手がいないために、待ち時間を持て余してしまった人が多いようです。また、ソロ活にハマりすぎて散財したり、カップルばかりの場所で気まずさを感じたりといった経験をした人も少なくないようです。
男女別にみると、「感動を共有したくてもできなかった」(男性8.8%、女性23.4%)では、男性と比べて女性のほうが14.6ポイント高くなりました。女性には、ソロ活で心動かされた経験について、誰かに話したかったのに話せず残念な思いをした人が多いようです。
“ソロ活”の効果
■ソロ活の効果 「視野が広がった」とソロ活経験者の61%が実感
ソロ活は、ビジネスパーソンの生活や仕事に、どのような影響をもたらしているのでしょうか。
ソロ活経験者(568名)に、ソロ活を行ったことによる経験を聞きました。
「経験がある」の割合をみると、【ソロ活をしたら視野が広がった】では60.6%、【ソロ活をしたら生活充実度が上がった】では59.0%、【ソロ活をしたら知識・経験が増えた】では57.7%、【ソロ活をしたら自信がついた】では52.8%となりました。ソロ活を経験することで、ものの見方・考え方や生活に、プラスの効果があったという人が多いようです。
■ソロ活でコミュニケーション力がアップ!「会話力が上がった」ソロ活経験者の4人に1人
■ソロ活が恋活・婚活に!20代男性ソロ活経験者の5人に1人が「パートナーができた」と回答
続いて、ソロ活経験者(568名)に、コミュニケーションに関する経験について聞いたところ、経験がある人の割合は、【ソロ活をしたら友達が増えた】では24.5%、【ソロ活をしたら会話力が上がった】では23.6%となりました。ソロ活を行って、人間関係やコミュニケーション力に良い影響があったと感じている人は少なくないようです。
また、【ソロ活がきっかけでパートナー(配偶者・恋人)ができた】では、「経験がある」が8.3%となりました。 性年代別にみると、最も高かったのは20代男性(20.0%)で、5人に1人の割合となりました。
■ソロ活で業務スキル向上!20代男性ソロ活経験者の30%が「仕事のスキルが上がった」と回答
ソロ活経験者(568名)に、仕事に関する経験について聞いたところ、【ソロ活をしたら仕事のスキルが上がった】では、「経験がある」が19.5%となりました。
経験がある人の割合を性年代別にみると、最も高かったのは20代男性(30.0%)でした。
「経験がある」の割合を職業別にみると、役員・事業主では26.1%と、4人に1人の割合になりました。責任のある判断をする機会が多い役員・事業主には、ソロ活が仕事のスキルアップにつながったと実感している人が多いようです。
■「ソロ活での経験が仕事で役立った」ソロ活経験者の39%
■ソロ活の仕事への効果 1位「仕事が楽しくなった」「仕事での行動力が上がった」
■30代の31%が「営業トークでソロ活ネタが使えた」と回答
ソロ活経験者(568名)に、ソロ活での経験が仕事で役立ったと思うことがあるか聞いたところ、「ある」は39.1%となりました。
ソロ活での経験が仕事で役立ったと思うことがある人(222名)に、仕事で役立ったと思うことを具体的に聞いたところ、1位「仕事が楽しくなった」「仕事での行動力が上がった」(いずれも35.6%)、3位「仕事での決断力が上がった」(32.4%)、4位「仕事の生産性が上がった」(22.1%)、5位「営業トークでソロ活ネタが使えた」(17.1%)となりました。仕事への取り組み方や、仕事の質に関して、プラスの効果が表れたようです。
年代別にみると、30代では「営業トークでソロ活ネタが使えた」(30.8%)が、他の年代と比べて高い割合となりました。ソロ活ネタが、営業先での会話のきっかけになったという30代は少なくないようです。
ソロ活に関するエンタメランキング
■ソロ活を満喫していそうな有名人 男性有名人1位「ヒロシさん」、女性有名人1位「天海祐希さん」
■ひとりカラオケで熱唱したいアニソンTOP3 「タッチ」「残酷な天使のテーゼ」「マジンガーZ」
“ソロ活”をテーマに、イメージに合う有名人やエンタメ作品について聞きました。
まず、全回答者(1,000名)に、ソロ活を満喫していそうな有名人を聞いたところ、男性有名人では、1位「ヒロシさん」、2位「有吉弘行さん」、3位「所ジョージさん」となりました。1位のヒロシさんは、かつて「ヒロシです」のネタで一世を風靡しましたが、現在はソロキャンプの達人としてのイメージが浸透しているようです。
女性有名人では、1位「天海祐希さん」、2位「久本雅美さん」、3位「ローラさん」となりました。
次に、ひとりカラオケに行って熱唱したいアニメソングを聞いたところ、1位「タッチ(タッチ)」、2位「残酷な天使のテーゼ(新世紀エヴァンゲリオン)」、3位「マジンガーZ(マジンガーZ)」となりました。
男女別にみると、男性回答の1位は、水木一郎さんの熱い歌声が印象的な「マジンガーZ(マジンガーZ)」となりました。
■ひとり映画で見に行きたい作品 1位「スター・ウォーズ」2位「天気の子」
■ひとりで思いっきり泣きたいときに見たいドラマ 1位「1リットルの涙」2位「おしん」
また、ひとり映画で見に行きたい作品を聞いたところ、1位「スター・ウォーズ」、2位「天気の子」、3位「名探偵コナン」となりました。12月に新作が公開される「スター・ウォーズ」や、新海誠監督の最新作「天気の子」を、ひとりでじっくりと鑑賞したい人が多いのではないでしょうか。
ひとりで思いっきり泣きたいときに見たいドラマを聞いたところ、1位「1リットルの涙」、2位「おしん」、3位「世界の中心で、愛をさけぶ」となりました。2005年に放送され、沢尻エリカさんが難病と闘うヒロインを演じた感動作、「1リットルの涙」が1位となりました。
調査概要
- 調査タイトル:
- ソロ活に関する実態調査2019
- 調査対象:
- ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の20歳~69歳の男女ビジネスパーソン - 調査期間:
- 2019年10月1日~10月3日
- 調査方法:
- インターネット調査
- 調査地域:
- 全国
- 有効回答数:
- 1,000サンプル(有効回答から各性年代が均等になるように抽出)
- 実施機関:
- ネットエイジア株式会社
報道関係者様へのお願い
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「英会話のGaba調べ」と付記のうえご使用くださいますよう、お願い申し上げます。
既に終了しているサービスもありますことを予めご了承ください。